永きまほろばの言の葉の夢。

長文50題

01.夢であると知っているのに、それでもその微笑みが本物であると信じたくて

02.廻り合わせなど信じれる筈がなくて、君を嫌った

03.誰もが望む結末なんてあり得るわけがなくて、逃げ出した

04.間違えることも出来ない、僕は君だけを探し続けてここにいるのだから

05.それは忘れることなど出来ない程の絶望的瞬間

06.泣かないで、その涙に触れることすら僕には叶わない

07.僕だけに歌って欲しくて、カゴに閉じ込めた

08.届かないと知っているのにそれでも、天上の青に還りたいと手を伸ばす

09.潔く、椿の如く散りたくても心が啼く

10.幻だと知っていても、涙が切なくて口付けを落とした

11.まるで、永遠のような玉響に惑わされて地上を後にした

12.それが宿命だと気付いた時には遅すぎて、手遅れで

13.全て理解するには僕らは幼すぎて許容すら出来なくて

14.君が居ない世界など意味がなくて、壊れて終えばいいと思った

15.それが唯一の自分の救いだと、喜ばしくも思って仕舞う

16.世界中の全てを救いたいなんて、エゴでしかないけれど

17.あなたが言う愛の詞は偽言りにしか聞こえない

18.生きる理由など未だに、存在などしないのだから

19.いつか見た夢はより一層色濃くなって、現実となる

20.あなたの為に死ねるこの一瞬に感謝を

21.僕と君の距離は何よりも近すぎて、遠すぎる

22.届かない月に僕は今日も手を伸ばす

23.あなたが消えて仕舞ったあの日から、月が満ちるなんて信じない

24.誰かに問われて、私はこたえることすら出来なかった

25.空から舞い落ちる様は、誰かを想い出させる

26.自分はどうして、こうも優しすぎる空間に存在してしまうのか

27.掴もうと必死で足掻いても、掴めない現実

28.私があなたを殺す時に、あなたの刀で私の胸を突き刺して

29.空っぽな全ては私なのかも知る術を持たない

30.振りかざした白銀の剣は君の喉元に

31.時間だけが過ぎてく、何の変哲もない世界で

32.私達は気の狂いそうな平凡が大切で

33.どんな言葉でも、貴方から発せられる言葉以上にはならない

34.日常は変わらないと信じていた、日常が変わるなんて信じもしなかった

35.幸せ過ぎてどうしていいのか解らなくなりそう

36.全てを棄てることが出来たら、如何に幸せであろうか

37.近付きたくて羽ばたいてみせども、飛ぶことなんて出来ない翼のない生き物には空は高すぎて

38.偶然と呼ぶには余りに不釣り合い過ぎて、必然と呼ぶには余りに不似合い過ぎて

39.運命だなんて、宿命だなんて、滑稽だ

40.進むべき道が途絶えようとも、止まることなど許されなくて

41.幸せの数を求めてみようか、哀しみの数を求めてみようか

42.終わらないまほろぼの狭間で生まれて、死んでいく

43. ほんの一瞬でさえも逃したくなくて、必死に足掻けども

44. 掴める物など何も無くて唯、虚空を彷徨う

45. 空疎で空虚な心を埋め尽くしたくても

46. 忘れた記憶、思い出せない追憶、消えた真相は

47. 語り継がれた夢物語の如く、ほの甘く

48. 閉ざされた檻の中で見る悪夢の刹那は

49.絡まった運命の赤い糸は解けることはなくて

50.終わりがあれば、始まりがあるかもしれない 

途絶えることなき言の葉の無限